データ検索ならXLOOKUP関数で縦横に検索(IFERROR関数は不要)

📖 目次
  1. XLOOKUP関数の基本的な使い方
  2. XLOOKUP関数の応用例
  3. XLOOKUP関数の注意点

XLOOKUP関数の基本的な使い方

XLOOKUP関数は、Excelの新しい関数であり、データ検索に非常に便利です。この関数を使用すると、縦横にデータを検索することができます。通常のVLOOKUP関数やHLOOKUP関数と比べて、より柔軟で高度な検索が可能です。

XLOOKUP関数の基本的な構文は以下の通りです。

XLOOKUP(検索値, 検索範囲, 結果範囲, [検索方法], [結果の種類])

検索値は、検索したい値を指定します。検索範囲は、検索値を含むセル範囲を指定します。結果範囲は、検索結果を返すセル範囲を指定します。検索方法は、検索値と一致するデータをどのように検索するかを指定します。結果の種類は、検索結果の種類を指定します。

例えば、以下のようなデータがあるとします。

商品名価格
りんご100
ばなな200
みかん150

この場合、商品名を検索して価格を取得するためには、以下のようなXLOOKUP関数を使用します。

XLOOKUP("りんご", A2:A4, B2:B4)

この関数は、"りんご"という値をA2からA4の範囲で検索し、一致する場合にはB2からB4の範囲から価格を取得します。

このように、XLOOKUP関数を使用することで、簡単にデータを検索することができます。

XLOOKUP関数の応用例

XLOOKUP関数は、単純なデータ検索だけでなく、さまざまな応用にも利用することができます。

例えば、以下のようなデータがあるとします。

商品名価格在庫数
りんご10010
ばなな2005
みかん1508

この場合、商品名を検索して価格と在庫数を取得するためには、以下のようなXLOOKUP関数を使用します。

XLOOKUP("りんご", A2:A4, B2:C4)

この関数は、"りんご"という値をA2からA4の範囲で検索し、一致する場合にはB2からC4の範囲から価格と在庫数を取得します。

また、XLOOKUP関数は、検索結果が見つからなかった場合にエラーを返すことがあります。そのため、IFERROR関数を使用してエラーを処理する必要があります。

しかし、XLOOKUP関数にはIFERROR関数を使用せずにエラーを処理する機能が組み込まれています。検索結果が見つからなかった場合には、指定した値(デフォルト値)を返すことができます。

例えば、以下のようなデータがあるとします。

商品名価格
りんご100
ばなな200
みかん150

この場合、商品名を検索して価格を取得しますが、検索結果が見つからなかった場合にはデフォルト値として0を返すためには、以下のようなXLOOKUP関数を使用します。

XLOOKUP("パイナップル", A2:A4, B2:B4, 0)

この関数は、"パイナップル"という値をA2からA4の範囲で検索し、一致する場合にはB2からB4の範囲から価格を取得します。検索結果が見つからなかった場合には、0を返します。

XLOOKUP関数の注意点

XLOOKUP関数を使用する際には、いくつかの注意点があります。

まず、XLOOKUP関数は、Excel 2019以降のバージョンでのみ使用することができます。古いバージョンのExcelでは利用できませんので、注意が必要です。

また、XLOOKUP関数は、検索範囲と結果範囲のセル数が一致している必要があります。セル数が一致しない場合にはエラーが発生しますので、注意が必要です。

さらに、XLOOKUP関数は、検索範囲と結果範囲が連続している必要があります。検索範囲と結果範囲が連続していない場合にはエラーが発生しますので、注意が必要です。

以上が、XLOOKUP関数の基本的な使い方、応用例、注意点についての説明です。XLOOKUP関数を使ってデータ検索を効率化しましょう。

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