Excel マクロが有効化されない問題を解消する方法 | 2016年最新情報

Excelは非常に便利なデータ処理ツールですが、時にはマクロが正常に動作しないことがあります。特に2016年のバージョンでは、マクロが有効にならない問題が報告されています。この記事では、Excelのマクロが有効にならない原因と解決策について詳しく説明します。セキュリティ設定の確認やマクロコードの修正方法、Excelのバージョンの確認など、さまざまな原因と対策について紹介します。

📖 目次
  1. セキュリティ設定の確認
  2. マクロコードの修正方法
  3. Excelのバージョンの確認
  4. マクロが有効にならない他の原因
  5. まとめ

セキュリティ設定の確認

Excelのマクロが有効にならない場合、まず最初に確認するべきはセキュリティ設定です。Excelはセキュリティを高めるため、デフォルトではマクロの実行を無効にしています。そのため、マクロを有効にするにはセキュリティレベルを下げる必要があります。

セキュリティ設定の変更は以下の手順で行います。

  1. Excelを起動し、[ファイル]メニューを開きます。
  2. [オプション]を選択します。
  3. [セキュリティセンター]をクリックします。
  4. [セキュリティセンターの設定]を選択します。
  5. [マクロの設定]をクリックし、[マクロを実行する設定を変更する]を選択します。
  6. [信頼された場所]メニューをクリックし、[信頼された場所の追加]を選択します。
  7. 信頼できるフォルダやドライブを指定し、[OK]をクリックします。
  8. セキュリティ設定の変更を保存するため、[OK]をクリックします。

これによりセキュリティレベルが下がり、信頼されたマクロが実行できる状態になります。ただし、セキュリティレベルを下げることはセキュリティ上のリスクを伴うため、信頼できるマクロのみを実行するようにしてください。

マクロコードの修正方法

セキュリティ設定の確認後、マクロがまだ正常に動作しない場合は、マクロコードに問題がある可能性があります。マクロコードはプログラミング言語であるVBA(Visual Basic for Applications)で書かれています。VBAの文法やロジックのミス、または変数やオブジェクトの正しい参照が行われていない場合、マクロはエラーを起こし正常に動作しません。

マクロコードの修正方法は以下の手順で行います。

  1. Excelを起動し、[開発]タブをクリックします。[開発]タブが表示されていない場合は、[ファイル]→[オプション]→[リボンのユーザー設定]から表示することができます。
  2. [Visual Basic]をクリックします。
  3. マクロコードが表示される画面が表示されます。エラーメッセージや問題の箇所を確認し、修正します。
  4. 修正が完了したら、[ファイル]→[閉じる]をクリックし、Excelに戻ります。
  5. 修正したマクロコードを保存するため、Excelで[Ctrl] + [S]を押すか、[ファイル]→[上書き保存]をクリックします。

マクロコードの修正はプログラミングの知識が必要となるため、初心者の場合は専門家に相談することをおすすめします。

Excelのバージョンの確認

マクロが有効にならない別の原因として、Excelのバージョンの問題が考えられます。特定のバージョンのExcelでは、マクロの動作が制限されることがあります。そのため、Excelのバージョンを確認し、必要に応じてアップグレードする必要があります。

Excelのバージョンを確認するには以下の手順を実行します。

  1. Excelを起動します。
  2. [ファイル]をクリックし、[ヘルプ]を選択します。
  3. [バージョン情報]が表示されるので、現在のExcelのバージョンを確認します。

バージョンに関する問題が原因でマクロが有効にならない場合、Excelの公式サイトから最新バージョンへのアップグレードを行ってください。

マクロが有効にならない他の原因

マクロが有効にならない原因は、上記のセキュリティ設定やマクロコードの修正、Excelのバージョンの問題に限らず、他にもさまざまな要因が考えられます。たとえば、Excelファイルが破損している場合や、他のアドインがマクロの動作に干渉している場合などです。

マクロが有効にならない場合、以下の対策も試してみてください。

  • 別のコンピュータでマクロを試してみる。
  • Excelファイルを別の場所に保存してみる。
  • Excelを再起動する。
  • 他のアドインやセキュリティソフトを一時的に無効にしてみる。

これらの対策を試してもマクロが有効にならない場合は、専門家に相談することをおすすめします。

まとめ

Excelのマクロが有効にならない問題は、セキュリティ設定やマクロコードの問題、Excelのバージョンの問題など、さまざまな原因が考えられます。この記事では、それぞれの原因に対する解決策を詳しく解説しました。マクロが有効にならない場合は、まずセキュリティ設定を確認し、必要に応じて修正することが重要です。また、マクロコードやExcelのバージョンにも問題がある可能性があるため、それらを確認し修正する必要があります。さらに、他の要因によってマクロが有効にならない場合は、さまざまな対策を試してみることをおすすめします。以上の対策を行うことで、Excelのマクロが正常に動作するようになります。

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