アクセスクエリで行番号を取得する方法【オートナンバー型不要】

連番を取得するためのアクセスクエリの方法について紹介します。この方法では、オートナンバー型を使用せずに独自の連番をデータベース内の行に割り当てることができます。このテクニックを使えば、データベース内のレコードを簡単に一意に識別することができます。この記事では、Microsoft Accessを使用して連番を管理する方法や、VBAを使った連番の自動入力方法などが紹介されています。設定や手順をしっかりと理解し、参考にしてみてください。

📖 目次
  1. アクセスクエリを使用した連番の取得方法
    1. 1. クエリの設定と実行
    2. 2. クエリの保存と再利用
  2. VBAを使用した自動連番の入力方法
    1. 1. VBAコードの追加
    2. 2. VBA関数の使用
  3. まとめ

アクセスクエリを使用した連番の取得方法

1. クエリの設定と実行

アクセスクエリを使用して連番を取得するには、まずアクセスデータベースを開きます。次に、新しいクエリを作成します。クエリのデザインビューを開き、テーブルやクエリを追加します。

次に、フィールドを選択してクエリの構造を定義します。通常は、クエリの結果セットに追加したいフィールドを選択します。ただし、行番号を取得する場合は、新しい計算フィールドを追加する必要があります。

例:

  1. LastNameフィールド
  2. FirstNameフィールド
  3. RowNumberフィールド

クエリのフィールドを設定したら、次に新しいフィールドを追加します。

例:

  1. Expr1: DCount("[ID]", "[TableName]", "[ID]<=" & [ID])

このフィールドをRowNumberと呼び、行番号を取得するための式を設定します。IDはテーブル内の一意の識別子であることが必要です。Expr1はフィールドの新しい名前であり、クエリ内での参照に使用されます。

クエリの設定が完了したら、クエリを実行します。実行結果で行番号が表示されることを確認してください。

2. クエリの保存と再利用

クエリを再利用するためには、クエリを保存する必要があります。保存すると、クエリを他のアクセスオブジェクトやプログラムで使用することができます。

クエリを保存するには、クエリデザインビューで「ファイル」→「名前を付けて保存」を選択します。適切な名前を入力し、保存します。

保存されたクエリは、データベース内の他のオブジェクトから参照することができます。また、VBAコードでクエリを参照して行番号を取得することも可能です。

VBAを使用した自動連番の入力方法

1. VBAコードの追加

VBAを使用して連番を自動的に入力する方法もあります。VBAを使って行番号を取得するには、まずVBAコードをデータベースに追加する必要があります。

データベースを開き、[ツール]メニューから[マクロ]→[新しい]を選択します。マクロビルダが開きますので、マクロビルダの[ユーザー定義関数]タブを選択します。

新しいユーザー定義関数を作成するには、[新しい]ボタンをクリックし、適切な名前を入力します。次に、関数のコードを入力します。

例:

Function GetRowNumber(ID As Long) As Long
    Dim db As Database
    Dim rs As Recordset
    Dim strSQL As String
    Dim intRowNumber As Long
    
    Set db = CurrentDb()
    strSQL = "SELECT Count(*) AS Count FROM TableName WHERE ID<=" & ID
    Set rs = db.OpenRecordset(strSQL)
    
    intRowNumber = rs!Count
    rs.Close
    GetRowNumber = intRowNumber
End Function

このVBAコードは、指定されたID以下のレコードの数をカウントして行番号を返す関数です。テーブル名とIDフィールドの名前を適切に変更してください。

2. VBA関数の使用

ユーザー定義関数を使用して行番号を取得するには、クエリやテーブルのフィールドに関数を参照する必要があります。

例:

SELECT LastName, FirstName, GetRowNumber([ID]) AS RowNumber
FROM TableName

このクエリでは、GetRowNumber関数を使用して行番号を取得しています。GetRowNumber関数はテーブル内の行をカウントし、行番号を返します。

このクエリを実行すると、フィールドごとに行番号が表示されます。

まとめ

アクセスクエリを使用した行番号の取得方法とVBAを使った自動連番の入力方法について紹介しました。これらのテクニックを使用することで、データベース内のレコードを独自に一意に識別することができます。設定方法や手順を正しく理解し、自分のデータベースに適用してみてください。

アクセスクエリやVBAを使用すれば、オートナンバー型を使わずに効果的に連番を管理することができます。連番を取得する際には、アクセスクエリから行番号を取得する方法やVBAコードを使用して自動的に連番を入力する方法を選択してください。

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